負のイメージを払拭し、バイクショップを盛り上げる

日本では1980年代にオートバイブームを迎え、街にはソフトバイクやスポーツバイクが溢れたが、現在の国内生産台数は当時の1/10に減少している。

「バイクのユーザー年齢層は30代後半以上の割合が増加する反面、20代以下の若年層が低下しています。
特に最近は、ブームの頃のようにかっこいいバイクが登場するCMやTVドラマ、映画がなくなって、バイクの“負の側面”ばかりがクローズアップされがちですよね。やはりイメージがよくならないと、若者がバイクに乗るようにはならないと思います」

そして、国内の二輪市場の衰退によって、業界の古い体質が浮き彫りになってきた。

「バイク業界はバイクショップとメーカーとの間に組織が確立していないのが現状です。昔ながらの関係性に重きを置いているのは良いのですが、それだけだと不要在庫をかかえてしまうなどの無駄が多い。

ライダーを創造するためには1円でも安くバイクを売ることが大事なのに、今は1円でも高く売ろうとしている店が増えています。

これは、バイクショップが雑事に追われて、本来の仕事である“販売”と“メンテナンス”に時間をかけられなくなっている点に原因の一端があります」

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